感動しました。そしてこの絆が、切ない……!

車椅子の作家さんが文学賞を受賞して始まります。なぜ彼がその小説を書くことになったのか。そして、ヒューマノイドとの絆を感じる物語です。

短編で、ここまで感動するとは思いませんでした。SFのジャンルで、あらすじにヒューマノイドと書いてあったので、未来の技術の話なんだろう。と勝手に思っていましたが、そうではありません。

『絆』と『想い』を描いた物語だと思いました。もう、後半の真ん中辺りで視界がぼやけてきます。

そして、切ない物語でもあります。

人間と動物は寿命の長さが違うので、何度もつらい思いをした経験がありますが、人間とヒューマノイドもまた、寿命に差があります。そこが読んでいて、切ないなと思いました。

さすが書籍化される物語です。あまり書きすぎると作者さんに怒られてしまいそうなので、ぜひ読んで確かめてみてください。

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