途中でやめれば凡作、最後まで読めば名作

3回目のレビュー更新、というか書き直しです。

序盤、主人公はホントに悲惨で読み進めるのが辛くなります。
ヒロインが転校してきてからは主人公への何とも言えないイライラで読むのをやめたくなります。
でも最後まで読むとあら不思議、読んで良かったと思えるはず。

主人公の恨みや悲しみが昇華される経緯が書かれていないので人によっては理解不能で終わるかもしれない。
でも人間の感情の移り変わりって必ずしも自覚できないし言語化できないものだったりするので自分はこれでいいと思いました。
なんだかんだで後々読み返したくなる小説になりました。

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