情景的に描かれた青春の一ページ


 七夕の日を舞台にした青春の一ページに隠れた切ない想いが情景的に描かれた作品。
 主人公の心境が巧みに表現され、幼馴染みという微妙な立場ながら互いを意識しているという難しい年頃の恋が描かれています。

 幼馴染みであるタイチの『七夕だからな』という言葉には、七夕だから織姫と彦星に因んで会いに来ていることを示唆しているのかなぁ……なんて思いながら甘酸っぱさを感じました。

 二人の行く末はきっとハッピーエンドだと期待しつつ読了しました。素晴らしきかな、青春!

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