はだしで草原を歩くようなものか。いつ尖った小石でも踏んで足をケガするか分からない。しかし、スムーズに歩き続ける内には気分が良い。 主人公の周到さは本作の一番の読みどころである。読者は、知らず知ら…続きを読む
誰も傷つけないように優しく在りなさいと作られたアンドロイドが守りたかったもの。彼女にとっての最適解。アンドロイドとして定められた枠の中でしか行動できない彼女が選んだ選択とは。そのまま読んで楽…続きを読む
それぞれの立ち位置で、幸せが違う。それは人間の場合も、ロボットの場合も。相手が幸せになるだろうと思って、無理強いするのは歪んだ世界。一気に読んで、一晩真剣に考える。そのための手引き書として…続きを読む
とかくAI物は内省的になりがちですが、本作は捻りが利いた構成で読み進めるうちに「あっ」と思わせます。そして優し過ぎるアンドロイドの物語は意外な結末へ……とても面白かったです。
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