「意味ないことして何になるの?」と、人は問う。「意味がないからこそ、意味がある」と、答えにならない答えを苦し紛れに、人は出す。年越しってそもそもなんだっけ、気がついたら日付も年も変わってたわ、…続きを読む
かつて某漫画で「シリアスな笑い」という表現軸が示されましたが、本作のおかしみはそこにあるのかもしれません。 全くの合理性に基づいて行動できる情報生命体が、無駄と不合理に満ちた人間の一行動である年…続きを読む
崩壊した世界で、情報生命体によって生み出された二人が「年越し」を体験する物語。 本当に淡々と、終始冷静に物語は進んでいきます。なんの感慨もなく、なんの感動もなく過ぎていく年の瀬。そんな二人が、最…続きを読む
ざっと流し読みして会話文がないからと言ってブラウザバックしてはいけない。一見硬派なSFに見えて、ところどころの比喩や言い回しにくすっと出来る、不思議な読み味の作品です。内容は情報生命体が『年越…続きを読む
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