アリスの夢、その果てに……。これは、アリスの物語だ。

物語のジャンルでいえば、これは現代ファンタジー。
もとい、アリスの物語だ。

アリスおばあちゃんは、現在80歳。
ある日、アリスおばあちゃんは奇妙な夢を見る。
鍵を握るのは12歳のアリスだった。

物語は変わり、アリスという少女の話になる。
母のアイリスと父であり、科学者であるウォルターの娘。
そのウォルターは、発明王と呼ばれるほどの天才発明家だった。

母のアイリスはアリスが生まれて喜んだのだが、ウォルターの胸の内を知ってしまう。

「アリスが、男の子だったら」

どうやら、親子で研究をやることを夢描いていた。
そんな想いとは裏腹にアリスは母の読書好きからの影響からか「小説家なりたい」という夢があった。

アリスには才能があったのだが、同時に発明王の娘。
当然、発明に関しても才があったみたいで、両親は悩み、そしてアリスも悩む。
そして、アリスはある決断をしたのだった……。

スローテンポに見えて、意外と爽快に読み進められるアリスの物語!
アリスと一緒に、物語を楽しんでみませんか?