気軽に始めた「ポン」の怖さ楽しさ。

散らかし魔の奥さんと、その散らかしっぷりにストレスを抱える旦那さんのお話です。

物語は全体的にカジュアルな雰囲気で、気楽に読めるのですが、時折怖い言葉や感情が顔を覗かせます。それは「○○さえなければ」「○○さえなくなれば」という発想です。

これって実感がありますよね。ストレスに直面して、そのストレスの発生源を除去したくなる。誰でも思い当たる節があると思います。

その倫理的な正否はともかく、そのような能力を手に入れたらどうなるか。「私」はいつでも取り返しがつくけど、それができなくなったらどうなるのか、など、いろいろ想像もしてしまいました。

もう一回読んでみよう・・・うーん、やっぱりすごい物語だ・・・(ФωФ)

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