おわりに

   

 はじめに謝罪します。

 リスト作成に非常に時間がかかってしまい、大変申し訳ありませんでした。

 私がモタモタしていたために、非公開になってしまった作品が出てきたり。

 公開中の作品でも、新たに別のコンテストに応募したり、あるいは、書き込んでいただいたコンテストとは別のコンテストでも一次選考に通過したり。

 企画参加作品ではありませんでしたが、企画参加者の中から、一次通過どころではなく、コンテストで受賞なさるかたが現れたり。

 本当に、色々と変化が見られるほど、遅くなりました。改めて、申し訳ありませんでした。


 さて。

 それだけ「読むのに時間がかかった」企画だったので、こんなことを言うのは変かもしれませんが……。

 読んでいて面白い作品ばかりでした! こうして、わざわざ総まとめとして「おわりに」を書こうと思ったくらいに!


 文章や構成がしっかりとしていて、私好みの作品が多く集まった、という印象です。

 おかげで、今まで読んだことのないジャンルの作品も、楽しむことが出来ました。読んでいて楽しかっただけでなく「私もこのジャンルの作品、書いてみようかな」と思ってしまうような感じ。

 自分にとっての「面白い」はジャンル云々とは別のところにある、というのも理解できました。

 結果的に「読者選考のないコンテストで一次選考通過」という集め方をして大正解でした! 読者選考も含めてしまったら「WEBでは人気だろうけれど私の好みではない」という作品も入ってきてしまうから、全く違う感想になったに違いありません。


 そして。

 こうして、ある程度の数を読んでみて気づいたのですが。

 よく「WEB連載では一話あたりの文字数は少ない方が好まれる」という話がありますよね?

 あれに対して私は「そんなに短い文字数では、一話あたりの起承転結が作れないではないか」と疑問に思いつつ、それでも少し引っ張られるようにして、WEB投稿を始めた頃よりは一話あたりの文字数を減らしていたのですが……。

 今回、この企画で集めた作品。

 それほど一話あたりが短くない作品が多かった、と感じました。

 読みやすさよりも、しっかりした内容を書くことを優先させたら、やはりそれなりの長さが必要になるのではないか、と改めて考えさせられました。

 これも「読者選考のないコンテストで一次選考通過」という集め方をしたからですよね。読者選考が関わったら、WEB連載としての読みやすさは重要な要素になりそうですし。

 そうやって考えていくと、そもそも読者選考のあるコンテストとないコンテストとでは、執筆の際に一話あたりの文字数とか全体の構成とかから変えるべきなのですね。「今さら何を言っている」と呆れられそうですが、今まで真面目にそういう点を考えてこなかった私としては、この自主企画を通じて、初めて基本的なことを学べた気持ちになったのでした。


 とにかく、私にとっては有意義な企画だったので。

 一年か二年くらいたったら、あるいは、もしかしたら半年くらいで、いずれ第二回をやりたい、と考えています。

 その時は、またよろしくお願いします。

   

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自主企画「今は一次選考が精一杯」参加作品リスト 烏川 ハル @haru_karasugawa

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