小さな読書会、大切な時間

一緒に物語を楽しみ、くつろげる相手がいる。それは、最高に贅沢な時間だと思います。この小説の好きな点は、もっともっと甘くすることもできそうなのに、控え目で素朴なタッチで描かれているところ。また、祖母の存在が、ゆるさや暖かさと共に、僅かな緊張感をもたらしています。だからこそ、いつか失われてしまう時の中に、永遠を感じました。

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週末、二人の