ゲーム 前半戦

先生とゲームを始めて1年がたった。もう、勝敗は数えてない。数える余裕はないからだ。先生は本当に強い。先生のゲームに勝つことが出来ない。そんなこんなで、日々を過ごしている俺だが、最近は受験勉強を始める準備的な事をしている。先生の事はまだ、全然わからない。俺にとってとても難易度の高いゲームだ。

だが、一つ分かった事は、俺は先生の事を知ると、俺は何かしないといけないという事だけだ。これは先生から聞いたことだ。俺は何をしたらいいのか・・・

「先生今日は何を教えてくれんですか?」

俺はいつもどうりに聞いた。先生は俺の隣に住んでいるがご飯は一緒に食べている。いつになったら出ていくのか気になっている。

「そうだね。紫陽花君は恋をしたことが有るかな?」

「ないです」

俺は先生の質問を即答した。先生は俺の回答の速さに驚いている。

「私は今もしているの。その人は、すごい人なの」

先生は照れたように言った。こんな先生も初めて見た気がする。

「その人は年上ですか?年下ですか?」

俺は質問した。先生の今回の事で何が分かるかまだ、予想がつかない。

「年下だよ」

先生は嬉しそうにだけど、恥ずかしそうに笑っていた。可愛い先生だ。この笑顔はいつ見ても可愛い。

「紫陽花君はもしかしたら、自覚がないだけかもよ。可愛いとか美人とか、そんな感情は恋に繋がることが有るんだよ。よく考えてみてね」

俺は考えた。クラスの女子。他クラス、他学年の女子でそんな感情は抱いたことはないと俺は思う。可愛いという感情なら、今さっき、先生に・・・

俺は脈が速くなった。体中が熱くなって、顔から、湯気が出そうだ。

俺は・・・先生の事を・・・・

俺はこんな事を寝るまでやっていた。

・・・俺は先生の事が好きなのかな?・・・

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