不幸な子供の子供
唯ノ芥
そして過ちは繰り返す
彼女はユウフクな国のとてもまずしい家にうまれたのでした。
彼女の父はたまに家に帰るとしょうてんの合わない目で笑うのでした。
彼女の母はいつも寝る前にクスリを飲んでいました。
ある日、父が帰ってきて母にお金のはなしをしていました。
よくじつ、彼女の母は彼女を連れて家を出ました。
その後はさらにまずしい生活がつづきました。
彼女の母はある日とうとうおきませんでした。
その3日後、彼女は彼女の父も家でねつづけていた理由をケイサツに聞かれました。
彼女は知らない子どもたちといっしょに暮らしはじめました。
半年後、彼女はキズだらけになりながら女の子をうみました。
その1年後、彼女はのう天にうえきばちを当てられて帰らぬ人となりました。
残された女の子はユウフクな家庭へとさとごに出されました。
女の子はユウフクな家庭で16さいのたんじょうびを迎えました。
ある日の学校帰りに女の子は黒い車の中に押し込まれて連れさられてしまいました。
女の子は連れ去ってくれた男たちに恋心をいだきました。
女の子はいつの間にか子どもを産んでいました。
いつしか男たちの中の1人と女の子は暮らしはじめました。
しばらくすると、男は帰るたびに女の子を殴るようになりました。
女の子はつらくなって寝る前にクスリを飲むようになりました。
女の子の子ども──
彼女はユウフクな国のとてもまずしい家にうまれたのでした。
不幸な子供の子供 唯ノ芥 @garbagegarden
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます