タイトルから察することができると思いますが、これは失敗談です。
Web小説で連載をしていましたが、中々読まれなかった作者さん。そこから感想を書いてくれるところへ依頼をし、感想をもらうようになります。
作品に対する心地よい感想……。それを受け取った作者さんは次第にその渦に飲み込まれていってしまうのです。
その魅惑的な渦からどのように作者さんが脱出したのかは、是非『感想が欲しすぎて5万課金した話』を読んでいただきたいと思いますが、それと同時に同じような悩みを持っていらっしゃる方への反面教師、もしくは思いとどまらせてくれるような内容になっていると思います。
感想をもらうことは悪いことではないと思います。しかしそれが目的にならないようにしたいものです。
また同じように感想をもらいたいなと思っている方は、先にこちらを読んでから依頼してみてもいいかもしれません。きっと参考になることでしょう。
——誰にも求められてない。
そんな考えが頭をよぎったときの絶望感と言ったら、創作をする方々なら想像に難くないと思います。
こちらのエッセイではそのときの作者の頭の中を赤裸々に語ってくださっております。
あまりの赤裸々さに胸が締め付けられました。
それでも秋雨千尋さんは最後まで誰も恨んでいない。己が招き入れたことだと自戒し、エッセイにまで昇華した。
それは、物書きとしての根源であるように思いました。
この姿勢を見習いたいと思いました。
web創作家——特に駆け出したばかりの人や、これから始めようとしている人にはぜひ読んでほしいエッセイ。お薦めします。
カクヨムに小説を投稿して、PV0。
あります。だれもが経験することです。
自分では、歴史に残る名作が書けたつもりでいるのに誰も読んでくれない。
自分の予想では、読者の方々が大挙しておとずれて、むさぼるように読んでくれるはずなのに。
……だれも来ない。つーか、存在に気づかれていない。
よく、あります。これ。
そこから、みなさん、色々おっぱじめます。
流行りの異世界転生ものをとりあえず書いてみたり、エロい内容にしてみたり、Twitterで宣伝したり、自主企画に参加したり、💓爆、☆爆、ジャンル・ロンダリング、あげくの果てに「武蔵野文学賞」に30万文字もあるラブコメぶっこんでみたり。
ところがこの作者さん、いきなり行った! 有料の感想サービス!
そして、課金地獄、いや極楽か? にハマる……。その金額なんと!……そんなでもないですね(泣)
ちょっとダークで、でも切ない話を、こうも明るい文体で、さわやかに語られると、いっそすがすがしい! 読んでスッキリしました(なんでやねん)
いまは作品のPVが伸びなくても、いずれ人気がでると思います。この作者さんの文章は面白いです。