昔から趣味で書いてましたが、なかなか目がでず、何だかんだで10数年ほどブランクあります(病気静養等)。 初応募で第一審査通過したのに浮かれていたら、「そんな…
読了して最初に感じたのは、あぁ、これが文学なのだなぁ。ということ。彼女が突然海苔の佃煮になってしまったら、普通は狂乱します。でも主人公は違う。現実にいたならサイコパスか!って突っ込みたくなる思…続きを読む
現代純文学以外の何物でもない。 ねっとりと溶解した言葉の混沌で喉を塞がれ、窒息しかかりつつも手足をばたつかせる内に奇妙な臭気に包まれている。 海中に沈んだ木箱が腐敗しつつも微生物や稚魚の棲家に…続きを読む
真っ先に思い付くのがカフカの変身でしょう。洗練された文章とテンポのよさで物語世界に引き込まれます。しかし、彼女がそうなるとは。生きているのか死んでいるのか。最後の主人公の本能的な行動には、いろいろ…続きを読む
色んな解釈ができる話って好きなんです。想像の余地のある終わり方とか、好物です。この話は、それを冒頭からやってきます。彼女が海苔の佃煮になってしまうのです。布団をめくれば糸を引く納豆の泡立ちと…続きを読む
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