登場人物紹介紹介(第4章終了時)


いつものあれです。

ホントは4章終了と同時になのですが忘れてました。許してください。



●クリスと愉快な仲間たち


 クリストハルト・アウエンミュラー・フォン・ザイドリッツ

主人公。愛称クリス。ガリアクス帝国の貴族アウエンミュラー侯爵家の次男坊。第5章開始時の年齢は15歳ちょい。

転生した元軍人で性格は外向的かつシニカル。生来の中二病により軽口をやめられない。頻繁にボケるくせにツッコミもこなす万能型。

『地球の物質を魔力を消費して取り寄せる』召喚系能力――通称『お取り寄せ』を持ち、現在は強化版となる『レギオン』も保有している。

非最強系ながらも、前世で培ってきた技能や能力と頭脳でカバーする主人公。

転生先の世界で家族と仲間を得て、それらを守るために戦う。

『大森林』との同盟を成立させた功績から、ザイドリッツ男爵位を叙爵され領地経営と領軍の編成を開始。



 ベアトリクス・アンエンミュラー・フォン・ザイドリッツ

ヒロインのひとり。ガリアクス帝国皇帝の縁戚にして、エンツェンスベルガー公爵家令嬢。クリスの嫁(第1夫人)。第5章開始時17歳。ザイドリッツ男爵夫人として領地の経営補佐を務める。

美しい金色の長い髪と碧色の瞳が似合うクールビューティー。

元々は貴族の令嬢として育てられていたものの、どこでどう間違えたか段々性格にワイルドさが添加された。

クリスとの冒険や婚姻の中でやや落ち着いたが、彼の横に立って戦いたい想いは健在で、日々狙撃のスキルを磨いている。腕前もかなりのものでヘリからのピンポイント狙撃を成功させている。狙撃銃を持つと性格が微妙に変わる。



 ティアマット・アンエンミュラー・フォン・ザイドリッツ

ヒロインのひとり。愛称ティア。年齢は数千――もとい不詳。

作中世界で最強種族のひとつ、星の趨勢を見守る最高位竜『神魔竜』にして、竜峰アルデルートを治める五氏族ウシュムガルド族族長の娘。

身長170㎝を超える細身の長身ながら、局所的に豊満なワガママボディを持つ。

単身で人類圏を滅ぼせるだけの力を持つとされる、歩く大災厄(アルマゲドン)でもある。

クリスの存在に興味を持って一目惚れ同然についてきて、第3章終わりに無事ゴールイン(第3夫人)。

立場上積極的な関与はしないが、世界を変えようとするクリスを間近で見守っている。



 ヴィルヘルミーナ・アウエンミュラー・フォン・ザイドリッツ

エルフの国『大森林』を治めるハイエルフ王族の元王女。

帝都を訪れていた際にクリスと出逢って紆余曲折会ってを降嫁。第2夫人となる。

親しい者たちからの愛称はミーナ。

月下美人を思わせる儚げな美貌を持つ手弱女。儚い部分には胸部も含まれている模様。

優れた魔法の素質を持ち、クリスの外付けバッテリーもこなせるが、最近は寒がりだったり腹ペコだったりのネタキャラになりつつある。



 サダマサ・クキ(九鬼定正)

鬼札のひとり。さよなら人類代表。外見年齢は30歳くらい。

地球からの転移者。黒髪黒瞳の珍しい風体。着物姿を好み江戸時代の浪人のような恰好をしている。

武を追求するあまり、現代社会に適応できない剣鬼となりかけていたところで異世界へ転移。

異世界に転移してから世界各地を放浪し、その過程で『神魔竜』などとも友誼を交わす。

たまたま出会ったクリスと行動をともにしている。

生来の竹を割ったような性格と、諧謔も解する上にイザという時頼りになる兄貴分ポジ。

謎が多く、世界へは一歩退いたような関わり方をしている。



 ショウジ・イマムラ(今村将司)

『勇者』のひとり。巻き込まれ系男子。第5章開始時で17歳くらい。

聖堂教会に下された『神託の預言』よりも早い時期に、作中世界へ転移してきたイレギュラー『勇者』。

イレギュラーゆえに聖堂教会に利用されかけたが、なんとか逃亡に成功。潜伏中にクリスと運命の出会いを果たす。

現在一人分の『勇者』を喰らった『神剣』を保有。魔王化したラヴァナメルも吸収し大きく身体能力が向上している。

クリスの傍にいるせいで、否応なく世界の動きに巻き込まれる苦労系『勇者』。存在感が時折迷子。

自身の存在意義に迷う中、故郷を完全に捨てたイリアの想いを受け止め結ばれる。



 イリア

獣人の少女。元『勇者』シンヤの所有物(・・・)だった。年齢18歳くらい。

獣人穏健派の族長の娘であったが、北方から出ようとするも失敗。捕虜を経て聖堂教会の奴隷となった過去がある。

ザイドリッツ男爵家経由で帝室派の間諜として契約を結んでおり、その仕事の一環として北方へと偵察に向かい、自身が忘れようとしていた過去と出会うことになる。

ショウジとは北方での一連の事件を経てようやく結ばれることに。



 イゾルデ・フォン・アウエンミュラー

クリスの妹。1歳差の年子。第5章開始時で14歳ちょい。

金髪碧眼揃いのアウエンミュラー侯爵家でも特に美しく、プラチナに近い金色の髪と白磁の肌を特徴とするツインテール系美少女。

命を救われたクリスにかなり懐いており、愛情が余って挨拶をタックルで代替することもあったアタッカー系妹だがだいぶ落ち着いた模様。

魔法の素質にかなり優れる。サダマサからの教えにより格闘術も得意。

依然として世界一危険な妹の座を不動のものとしているが、ショウジがイリアと結ばれやや焦り気味。



 ヘルムント・フォン・アウエンミュラー

ガリアクス帝国貴族アウエンミュラー侯爵家当主。クリスとイゾルデの父。

元冒険者志望だったが傾いたアウエンミュラー侯爵家を立て直すために夢を諦めた過去がある。侯爵家の立て直しをほぼ単独で成し遂げた辣腕家にして苦労人。

ハイデマリーと恋愛結婚し、二男一女をもうけた。子どもたちのよき理解者。

クリスから今後世界が辿るであろう社会の変遷を聞いており、子どもたちには可能な限り幸せに生きてほしいと願っている。

ただし嫡男のレオは例外である。



 ハイデマリー・フォン・アウエンミュラー

ヘルムントの妻。クリスとイゾルデの母。

元々はある伯爵家の令嬢だったが、ヘルムントと紆余曲折を経て恋愛結婚。

その物腰の柔らかさと優しい人柄で夫と家族を影から支える最強クラスの包容力を持つ。

クリスの素性にも気付いてるが、自分の出るべき所ではない上に細かいことは関係ないと思い触れずにいる。

見守る系の愛を体現している菩薩系母さん。



 レオンハルト・フォン・アウエンミュラー

クリスとイゾルデの兄。アウエンミュラー侯爵家嫡男にして次期当主。

そこそこイケメンなのだが、第4章に突入するにもかかわらずまるで出番がない。多分、『勇者』以上に出番がない。

クリスが嫁を3人も貰って悔しがっている。次期当主として領地で目立たないながらも奮戦中。そろそろ結婚するかも?



 ブリュンヒルト・フォン・アウエンミュラー

クリスの叔母。ヘルムントの実の妹。ヘルムントとはほぼ一回り齢が離れている。

帝国聖堂騎士団の序列七位にして二つ名『雷炎』。その設定が生かされる日はいつになるのやら。

長い間帝都駐在だったが、イゾルデの誘拐を受けて侯爵領に滞在することに。クリスとイゾルデの帝都行きに合わせて騎士団本部へ戻った。

動きやすい立ち位置を利用し、ところどころでクリスの無茶をサポートする。

もうちょっと出番欲しい人。



 シルヴィア

サダマサに拾われたダークエロ……エルフ。サダマサに付き従う忠犬ポジ。

普段は暗殺任務などの経験を活かし、ザイドリッツ男爵領にて婦人たちの護衛役を務める。

辛い人生を歩んでいたが、ザイドリッツ領での生活でかなり吹っ切れた模様。



 フェリクス

第3章にてクリスたちと戦うも敗れ、そのまま恭順。

『大森林』に愛想を尽かしていたのもあって、リクルートを受けて一族とともにザイドリッツ男爵領に移住。

傭兵として活躍してきた経験から、領軍のまとめ役を担う。

軍務におけるナンバー2的なポジション。



●帝国貴族


 アルトゥール・フォン・クラルヴァイン

ガリアクス帝国貴族クラルヴァイン辺境伯家当主。

帝国を二分する勢力とも言える貴族派の首魁。エルフの国家である『大森林』が抱える爆弾を早期から察知し、侵攻を企てていた拡張論者。

元軍人であり非情に優れた身体能力と頭脳を持つが、愛国者であると同時に自身の利益の追及も忘れない梟雄とも呼ぶべき男。

第3章より国政に復帰。強硬論は健在であったが、クリスの大立ち回りにより無難な所へ軟着陸させられる。

敵ではないが完全な味方でもない。『勇者』へ危機感を抱いている。




●ノルターヘルン王国


 アレクセイ・クラスノヴァ・ノルターヘルン

ノルターヘルン王国第3王子。栗毛色の髪に人懐っこい容貌をしている。

妾腹であり本来は継承権も関係ないかと思われていたが、第1王子の体調の問題と、第2王子派が強硬論を唱えたことにより、半ば強引に表舞台へ引きずり出されることに。

王宮内の権力争いから遠ざけられて市井で育った庶民派なため、物腰は穏やかかつ軽めでクリスとも相性は悪くない模様。

第2王子へ継承権が流れることと戦争の拡大を防ぐべく、アレス・グレウッドという偽名を使って、獣人穏健派と接触するために北抜軍へ傭兵として紛れ込んでいた。

当初の目論みとは違う方向に進んだものの、クリスたちにその後を任せ、無事に五体満足で王都へとたどり着くことができた。



 エドアルト・クラスノヴァ・ノルターヘルン 

ノルターヘルン王国第2王子。金色に近い栗毛色の髪をしている。

線の細さを感じる痩せ気味の容貌を持ち、やや神経質な性格をしている。

自身の才で派閥が動いているのではなく、あくまで第2王子である自分が神輿として都合がいいからであるとも理解している。

北伐軍の失敗により……。




●獣人たち


 ラヴァナメル

数代前に混ざった白虎の遺伝子により“先祖返り”を起こした獣人。

死の危機に晒されるまで能力が目覚めることはなく、その見た目を妬んだ獣人たちから迫害を受け、種族全体に憎悪を抱くことになる。

北方でイリアと出会い外の世界に救いを求めたが失敗。その時に眠っていた力が覚醒し、数年かけて獣人たちの強硬派勢力を掌握する。

いざ事を起こそうとしたタイミングで北方に現れたイリアを察知しそのまま拉致。

今度こそ願いを叶えようとしたが、クリスたちとの戦いの前に敗れる。

最終的にイリアをショウジに託し死亡。その際、ショウジに消えない痕跡を残していく。



 オルト

イリアの父親。穏健派の取りまとめ役としてノルターヘルン王国――――アレスとも面識がある。

立場上、イリアを心配しているとは言えないもどかしさを抱えている。





●その他


 『創造』アルサス

クリスを作中世界に送り込んだ『神』を名乗る人物。

その正体は、作中世界の最初の人型知的生命体『始原民族』最後の生き残りにして、魔族を滅ぼすため遺伝子操作で人類を作り出した技術者のひとり。半神化している。

大戦に合わせて『勇者』を異世界から召喚し、『勇者』主導で魔族を滅ぼすべく暗躍している。

今回の『勇者』召喚に先駆けてクリスを下地作りのために送り込んだ。

ショウジとシンヤについては言及されていないため不明。今後召喚される『勇者』こそが本命らしいが……?



 『破壊神』ゼオルス

『創造神』と対を為す存在とされていたが、半神となってしまった『始原民族』にして魔族の生みの親。

惑星の自浄作用により生まれてしまった『魔王』や『魔帝』が再び出現しないよう、魔法への適応性を落とした次世代の人類『魔族』を生み出した人物。

『魔王』が発生しない、あるいは発生しても人類で対処できるようになるまでは、輪廻の環に還ることができない。

クリスへ新たな能力『レギオン』を託す。

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勇者の出番ねぇからっ!!~異世界転生するけど俺は脇役と言われました~ 草薙 刃 @zin-kusangi

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