甘くて切ない、クリスマスの物語です。
主人公ののえるが幼い頃、大好きだった近所のケーキ屋のお兄さん。その彼は、もういない。
のえるはそれを自分のせいだと悔やみながら、20年という時が経ち——。
クリスマスに起こった、あり得ないような幸せな出来事。そしてその最高の1日が終わり、のえるが得たものは。
短編ですので、内容の詳しいお話はここまでにしておきます。後は実際に皆様がこの世界の扉を開けてお楽しみください。
じわりと胸が熱くなる、素敵なクリスマスの短編です。何とも甘くてきゅっと切ないこの読後感を、ぜひ味わってみてください。
異世界転生ファンタジーに食傷気味のあなた。勇者の話はもういささか飽きたあなた。元々異世界ファンタジーなど一切関心のないあなた。三度のご飯よりも異世界ファンタジーが大好きなあなた。すべてのかたにご覧いただきたい、とても素敵な物語のプレゼントです。ラブコメの第一人者(と、わたしは思っております)侘助ヒマリさまが、企画モノ『また会いたい』をテーマにこんなにも感動的な物語を、クリスマスに用意されました。
ラノベの未来、可能性をさらに広げるであろう今作は、書き手のかたにもぜひご覧いただきたいと願います。
長々と拙いレビューで作品価値を落とす前に退散いたします。あっ、最後にひとつだけ。願いが叶って、本当に良かった。