一話ごとの楽しさと、長編の壮大さへの期待。(2020/4/18加筆)

別作品がとても軽快で読みやすい文章だったので、こちらの作品も読みに来ました。
星間航行する貨物船の船長(と言うよりトラックのドライバー?)が主人公のSFモノ。

いつか辿り着く「本筋」がありつつ、1話ごとにストーリーが完結するとても読みやすい構成なので、読みたい時にサッと読める手軽さが良かったです。
(1話あたり20-30分程度でしょうか)

舞台設定を押し付けがましく書かずに、一話ごとのショートストーリーの中にさり気なく埋め込み、「本筋」がゆっくり見えてくる展開は、長編アニメの様な「次はどんなストーリーが来てどの部分が見えてくるのだろう?」と言う楽しみがあってこの先に期待をせずにいられません。

SF設定も最初はメカニカル路線で行くかと思いきや、バイオ系の描写もあり、今後どんなテクノロジーが出てくるのか楽しみです。

一気に読むのも暇な時に一話ずつ読むのも、どちらもオススメできます。

2020/4/18加筆

後半3-4話を読み終わりました。やはり良いテンポで読めることは、何よりも「この先を見たくなる」そんな文章と物語でした。

1-2話から更に踏み込んで、様々な「本筋」への伏線が出てくる中、3-4話は一気にハードボイルドな冒険内容になり、この物語の「幅の広さ」が伺えました。

SF設定が大きくブレず、また「都合が良すぎない」所が個人的に好感が持てました。

今後も楽しみです!!

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