難解な古事記の登場人物が実に身近に思えます

古事記ゆかりの地は、九州から関東に掛けて点在していますが、西日本には固まってあります。

私は島根県に仕事で長期滞在した際、周辺に古事記の伝承地があることを知り、幾つかを見て回りました。日本には現代でもまだまだ神秘的な場所があります。

古事記の現代語訳は出版されていますが、それでもとても分かり難いです。この作品は、日本最初の歴史書である古事記に書かれた神話の世界を、とても分かり易く、面白く描いています。「黄泉戸喫」のおどろおどろしいイメージが変わります。

カタい現代語訳を読むよりも、ずっと神話の世界が好きになる作品だと思います。

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