エピローグ forget-her-not

これが魔女様の結末。

私は友人が死ぬのも、街の人たちから庇ってくれた人が消えていくのも、ただ見ていることしかできなかった。

だから今もこうやって語っているのよ。


私の大好きな人たちの事を知っている人が一人でも増えるのは、とても素敵なことだから。



でも、私もそろそろ限界ね。

私は魔女様みたいに、不死じゃないから。

そうだ。

貴女が代わりに語り継いでいってくれない?


ありがとう。

なら、これが必要ね。

この日記と花束もどうかずっと、忘れられることのないように。

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forget-her-not 宵埜白猫 @shironeko98

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