第15話 ~客観視~


僕くんが私に伝えてきてくれた事

全てを整理して理解した時

私は鳥肌が立ちました。


彼が言う、おばさん、おじさんは

ゴミを捨てに来るおばさん、おじさんだった事


学校から帰るとものが無くなってしまうのは

ゴミ収集業者が回収していくため。


話を聞きながら私は彼に問いかけました


「今まで何で気づかなかったの?」


ご飯をくれるって💧生ゴミとかでしょ💧

食べれたもんじゃない。ありえない

それに、ゴミステーションだって事認識できやかったのか疑問でした。


本来のゴミステーションは金網のBOXに

トタン屋根が付いているだけですが


僕くんが住んでいたゴミステーションは

コンクリートの壁に扉が金網、頑丈な屋根で

作られていました。利用者は少なくいつも

同じ人しか来ないような所だったのも今まで知られなかった原因でした。


服もゴミから漁った物なのかボロボロ、

身体もよく見れば汚れている。

学校の話を聞いていても周りから一線距離を置かれている事、いじめられているのを察しました

でも彼は何一つ気にする所か、自覚が無いのです。


あまりにポジティブな子だったため

私は不思議と僕くんと話していて

段々とポジティブ思考になって行きました^^


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MY HOME ~僕ん家!~ 井藤 真白 @awwwawwwa

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