復刊『Animec』感想(3)
北川エイジ
第1話
○声優インタビュー・潘恵子
思わず泣かされた人は多いのではないでしょうか。
素敵な方の素敵なインタビューでした。
○富野監督ロングインタビュー
二回目。レコンギスタについての部分、みなさん読みましたか?
もう、、根っからのエゴイストなんですな。天才を証明してるようなもんです、本人の自覚なしに。
スゴイです富野さん。
○アニメグッズはこうして生まれた!三部作まとめ
グッズビジネスについてのインタビューですが、いかにヤマトが物凄かったのかがよく分かるお話でもありました。
ヤマトのブームは新聞がちょくちょく扱っていたほどの現象で大人の認知度が高く、みなが基本ストーリーを知っていたのです(ゆえに批判もあって当時は軍国主義だの政府が子供を戦争に送るために作らせているだのと言われていたものです。←これロボット物にもそうでした)。
あとこれがいまの時代に語るのが難しいのですが、この辺の時代は東京及び関東圏と地方にはその感覚において五年かそれ以上の乖離があったんです。
ヤマトのブームはこうした乖離をはね除けると言いますか、全国を統一すると言いますか、
要は〈文化の役割〉を果たしていたんですね。分類わけすればサブカルであるはずのものがメインも担うという、いま振り返ればヤマトというやつは歴史的には過小評価されているのかもしれません。
・・グッズビジネスに関してはたいへんに興味深く読ませて頂くとともにさまざまな物事が見えてきて、、これどうなんですかね。
読み手があれこれ何かを述べる必要のない“資料”の域にありますよね。
全国に、ゲームの価値は分かるのにゲームに埋没できない、とかライトノベルの価値は読まずとも量れるのにアンテナがピクリともしないとかで当惑ぎみの方は大勢いると思うのですが、結局のところそうした俺たちは適合できてないんですな。
疑問を積み重ねてきた・・積み重ねるだけの俺たち、みたいなことをこの三部作で痛感させられました。
誰が生み出し、誰が引き継ぎ、誰が維持させてきたのか、それらは伏せられてきており、そうあるべきなんでしょう。
そしてやはりマニアもオタクも才能なのだと。選ばれた種族なのだと。一歩進化してる人たちは頭文字Dで泣いてしまったりはしないわけです。
さて、ガンダム特集はまだ読んでおりませんのでこれからそのページに取りかかることにしましょう。
復刊『Animec』感想(3) 北川エイジ @kitagawa333
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- ヨシココンテスト参加と公募作の供養、その合間に好きなものを好きなように書いてます。 誤字脱字の指摘はありがたい派。趣味は近況ノートの徘徊。 ヨムする時は完結後にまとめて読むことが多いです。間空くと忘れちゃうから。 私の近況ノートはチラシの裏の走り書きのようなものと捉えてください。約一ヶ月で順次、古新聞古雑誌のように消えてゆきます。 いつか印税でミラコスタとベラージオに泊まりたいです。
- INGEN専門ジャンルはSF、スペースオペラ、戦記、群像劇。硬派になりたいお年頃。 【作者略歴】 超僻地要塞四国島出身。 愛媛みかんの国に生を受け三十年。うどん、鰹節、すだちの国の民と血で血を洗う戦いを続ける。 従軍記者として5年勤務。勤務中、膝に流れ手榴弾を受けて退職。 みかんの山に首まで埋もれていたある日、「俺、戦記書くわ」と一念発起。現在に至る。 現在は超修羅要塞九州島で傭兵として活動中。修羅の国の人ではない。 (※このプロフィールのどこまでが真実かはINGENまでお問い合わせください。)
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