第2話 日常生活Ⅱ

精神障害を抱えている妻と一緒に暮らしているというのは

健常者の人と比べるとつらい部分や苦労する部分は

多いかと思います。


それでもそういう人をパートナーにしたので悔いはありません。


大好きで結婚して夫婦でいるわけでとても充実した生活を

しているのも事実なので文句は言えませんね。


それに精神障害の部分を除けば、普通の人と変わりはないので

ぜんぜん問題はないと思います。


決して日常生活に支障きたすのような精神障害でもないので

安心しているといえば、安心をしています。


ただし、妻は解離性障害以外にも鬱や躁鬱も抱えてまして

天候が悪かったり、落ち込んだりすると落ち込み方が半端ないです。


後は楽しい事をしている時、すごくハイテンションになります。


気持ちのアップダウンが日によって激しいので、それが精神的に

来る時もあるようなのでしっかりとケアはしています。


私のケアだけじゃどうにもならないから、通院先の病院で処方される

お薬を朝、昼、夜で飲んでいるんですけどね。


妻本人はお薬の飲み忘れもありまして、こちらが注意してもあんまり

良くないし、次から気をつけようとしか言えません。


精神障害を抱えている人に対してしてはいけない事はマイナスな事を

言ってはいけない。


それにきちんとその時には理解してあげる事が大事です。


精神障害者は健常者と違って精神が脆いのでストレスを抱え込みやすい。


精神障害者と接する時はなるべく相手の事をより深く考えて言う事、

行動しないと相手にマイナスな事を与えてしまうと大変な事態に

なりかねない。


その時が状態は良くても後で悪くなるというケースもあります。


精神障害者は聞いていいもの、見ていいものもありまして

明らかに精神にきそうな事はしてはいけません。


理由はそういう事をしてしまうと精神的に悪化してしまって

大変な事態になる恐れもあります。


精神障害者が精神科に通う理由は少しでも抑えるために通院して

いるので悪化してしまうと本末転倒だと思います。


精神障害者は一部やる事やしたい事をいちいち主治医から許可とらないと

出来ない。


私の妻もこれしていいのかとかやっていいのかとかを主治医に

許可をもらってしています。


許可を取らないで勝手に色々として精神的に不安定になって

悪化したら、それこそ主治医から怒られるし、場合によっては

入院する事になる。


私の妻も過去にそういう所があって主治医に怒られた事もあります。


精神障害者を抱えている本人が一番つらいかなと思います。


私が寄り添って支えてあげないといけないのかなって感じます。


妻を守れるのは夫である私だけです。

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夫婦日常生活 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019

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