祝賀会

「かんぱーい‼︎」


かーん‼︎


空き缶に貯めた雨水で乾杯する二人。


今日は奮発して、今朝捕まえたハトと雀の丸焼きだ。


「まさか受かるとは思わなかった。エライぞミヤ‼︎」

「ちょっ、やめなさいよ‼︎これくらい楽勝よ‼︎寧ろさっきまで怯えて丸まってたあんたが調子乗ってる意味がわからないわよ」


言葉では突き放しながらも頬は緩んでいるミヤ。


「私も嬉しいです。ミヤさんと一緒に働けるなんて」


ねず子。


「そうよ、あんたよくサラッと受かってたわね」


信じられないとジト目を向けるミヤ。


「本能がそう言えと訴えかけてきたので」


「あっそう」


野生の本能はすごいらしい。


「にしてもエト?あんたあの魔女が顔見知り程度に喋れる人間なわけ?全然そんなかんじじゃなかったけど?」


今度はエトの方を向くミヤ。


「当たり前だ、あんな化け物なものか、そう、もっとこう……」


エトが何かを言いたそうに、悩んでいる。


「あれ?エトさん?」



そこへ現れた新たな影。


「そう‼︎こんな感じの‼︎」


目を輝かせるエト。


「……タイミング」


      (……トゥービーコンテニュー)

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お久しぶりですね、私のこと覚えてますか? ベームズ @kanntory

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