「……グヘヘへ〜‼︎下着よこせ〜‼︎」
「いい加減死ね‼︎この酔っ払いがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁー‼︎」
――ゴキッ‼︎
「――ゴガァ‼︎」
――バタン‼︎
「……ハァ……ハァ……なんとか片付きました……どうも、この度、新進行役になりました。またこ……いえ、失礼、たまこです」
(副信仰の神の声です。ただ今信者募集中です。)
「……まだ変なのが残ってますが、こちらは特に害はないのであえて放置しましょう。」
(……あのアホは?)
「ああ、あの方は、少しネジが飛びすぎて、収集つかなくなって来たのでこの度、正式にドロップアウトしていただきました。」
(……そう)心底どうでも良い。
「ええ、失った"物"は大きいですが、別に皆さんの前に姿を晒すわけでもなし、このままでいきたいと思います。」
(……服とか?)
「やめなさい、言わなきゃ分からないことなのですから‼︎」
(……ならなぜ強調した?)
「か……替えがないので仕方ないのです‼︎唯一私の一張羅があのアホと一緒に消し飛んでしまったのですから‼︎」
(……どんまい)
「ええ、ありがとう、あなた割といい人なのですね」
(……さむいでしょ?これあげる)
「……これは‼︎良いのですか?」
(……困った時はなんとやら)
「……神の声さん‼︎」
――ヒシッ!
(……ヨシヨシ、お知らせは?)
「そうでした‼︎そろそろいい時間ですね、分かりました‼︎……え〜ゴホン‼︎」
(私の予感では、近く、新しい物語が始まる予感が致します。これを読んでいただきました信者様達には是非とも読んでいただき、また教えを広め、世界中に信者を増やしていただきたく、この場を借りて、ご連絡させていただきたいと思います。)
「……ちょっと⁉︎急にベラベラ喋り出したと思ったら何言い出すんですか⁉︎」
(……言ったハズ、今は信者募集中。)
「私は集めてませんよ⁉︎」
(……友達……)
「なっ⁉︎……そ、それは〜……」
(と、いうわけで、増えるといいな、お友達)
「……べ、別にぼっちってわけじゃないですからね⁉︎」