註・参考文献・あとがき
註
一 寧赴湘流、葬於江魚之腹中──
二 朋有り、遠方より来たる。また楽しからずや!──『論語』学而第一
三 芄蘭之支 童子佩觿──『
四 いざ子ども早く日本へ──『万葉集』巻第一、第六十三歌、山上憶良作
五 投我以木瓜 報之以瓊琚──『詩経』衛風「木瓜」
六 性相近し、習い相遠し──『論語』陽貨第十七
七 人の見て言とがめせぬ夢にだに──『万葉集』巻第十二、第二九五八歌、作者未詳
八 青青たり子が衿、悠悠たり我が心──『詩経』
九 公姓井字真成國号日本──井真成墓誌より。墓誌は二〇〇四年に中国西安市郊外で発掘された。日本人「井真成」に関する資料は、百五十字の文章が刻まれたこの墓誌のみである。
十 渭城朝雨潤輕塵──王維「送元二使安西(元二の安西に使いするを送る)」。元二の「二」は
参考文献
『遣唐使の見た中国と日本 新発見「井真成墓誌」から何がわかるか』専修大学・西北大学共同プロジェクト編、朝日選書、二〇〇五年
『遣唐使阿倍仲麻呂の夢』上野誠著、角川選書、二〇一三年
『唐代科挙の文学世界』高木重俊著、研文選書、二〇〇九年
『新釈漢文大系第一巻 論語』吉田賢抗著、明治書院、二〇〇六年改訂四五版
『中国古典文学大系一五 詩経・楚辞』目加田誠訳、平凡社、一九六九年
『万葉集』佐竹昭広・山田英雄・工藤力男・大谷雅夫・山崎福之校註、岩波書店、二〇一三年
『遊仙窟』張文成作・今村与志雄訳、岩波書店、一九九〇年
あとがき
皆さま、拙作を読んでくださり本当にありがとうございます。
最後に、本作執筆にあたり影響を受けた主な作品を紹介させてください。
『竜と舞姫』吉橋通夫・作、佐竹美保・絵、講談社
『天平グレート・ジャーニー 遣唐使平群広成の数奇な冒険』上野誠著、講談社文庫
『天平の甍』井上靖著、新潮文庫
『井真成、長安に死す』岩下壽之著、鳥影社
『燈台鬼』南條範夫著、文春文庫
このほかにも多くの作品に影響、インスピレーションを受けました。それらすべての作品に対し、感謝と敬意を表します。
本作品はフィクションであり、ファンタジー作品であります。
作中に時代用語、背景などの説明がたびたび出てきますが、すべて作品世界をより詳しく描写するためだけのものであり、史実とは異なります。ご了承ください。
また、いくつか万葉集の歌や中国古典から引用した詩、文章が出てきますが、それらの訳はわたしのオリジナル訳です。「なにこれ?こんな訳し方おかしい」という箇所も多々あるかと思いますが、わたくし古典を専門に勉強した者ではなく……ですがこれらの古典に対する敬愛の念でもって訳に挑戦してみました。どうぞ苦笑いで許してやってください。
それでは、本作を通してお会いできた皆さまに幸多からんことを願いつつ、あらためて。
読んでいただき、本当にありがとうございました。総真海
形埋異土 総真海 @Ziming22
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