むかし、猫は二本足で歩いていた。

これは猫が二本足で歩いていた頃の素敵なお話。柔らかくやさしい語り口で綴られるお話は、まさに日本昔話のようで初めて読むお話なのに言い表せない懐かしさに襲われます。
日本語の教科書に出てきても良いような、大切なことに気付かせてくれる内容。どれも心が温まり、読み終わった後は妙なむず痒さと気持ちの良さに顔が緩んでいました。猫好きは勿論、昔話や童話の雰囲気が好きな方は絶対に好むお話でしょう。同じ謳い文句で始まるお話はリズム感も心地良く、読むというよりは聞くように物語の中に入り込んでいけます。
二本足で歩く二匹の猫の、どこか懐かしくなるお話に貴方も是非浸ってみてください。素敵でやさしい世界がそこには広がっていますよ。

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