概要
哲学者プラントンに感謝する!! 私達はエロスを求めなければならない
ここ数日、私はこれから語ろうとする物語をどのように書き始めれば良いのか、そう思案すればするほど頭が困惑し、時には叫びたくなるほどの苦悩を抱え、それがために食事が通らぬほど、そのことでほとんど頭が一杯だった。しかしその懊悩ともいえる苦しみは或る著作の一節に出会った時、一瞬に瓦解した、それはプラトンの『饗宴』『パイドロス』にあった。この小説は自分の生涯を通じて「美」とは何か、それだけを見つめて生きた来た私の随想であり、そして美しき「彼女」へのオマージュである。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?