お仕舞
「「おぁぉぉ!!」」
男子達の争いの末に、ボールが宙を舞う。
「「届け!」」
二人がボールに手を伸ばす。
「はい、十分。」
二人の横から鮮やかに跳び、ボールを掴んだのは五里松先輩。
「時間だ。片して帰れ。」
「「「「はーい。」」」」
「あと、俺が好きなのは30代の落ち着きのあるタイトスカートが似合うお姉さん系だから!年下には興味が無いから!ハーレムなんて望んでいないから!
1人……たった一人好きになるので俺は精一杯だから……」
「「「「はーい?」」」」
「兎に角!さっさと帰れ!」
4人を一喝して五里松千代は体育館を後にした。
スタイリッシュスクールライフ 箒星の恋編 黒銘菓短編集48弾 黒銘菓(クロメイカ/kuromeika) @kuromeika
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