概要
深酒した次の日にはファンタオレンジが飲みたくなる。そんなミステリーです
『歩き酒』って言葉があってもよいと思う。ブラブラと散歩しながらコンビニに立ち寄って安い焼酎と水とツマミを買って、それをコンビニ駐車場の隅で隠れながら水割りを作ってイカゲソを咀嚼する。目の前には青い空と心地よい風が吹き、ああ、秋だなぁと思っていると、駐車場にとまっている車から男女の若いカップルの冷たい視線が脳天を直撃。ああ、これってダメ人間だと思われている感ハンパねぇッ! ジンジンと体の芯から沸き起こる敗北感と羞恥心と虚無感に苛まれ、今日も今日とて『歩き酒』を続けている自分がいる。ああ、生きている。オレって生きている。地球ってスバラシイ! そう思う今日このごろです。え? あらすじ? そんな些細な事にこだわっているようじゃあ、人生まだまだですよ。フンガー!
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