異世界骨太魔王の序章 黒銘菓短編集33弾

骨の力 真

クソ、ギャグキャラなのに性能が割とガチ！

ならば…

「強酸（アシッド）」

強酸をかける。

骨も残らず溶けるがいい。

「ＭＵＤＡ！」

強酸をシャワーでも浴びるかの様に浴びる。

発音とポーズが地味にウザい。

「鍛え抜かれた骨は分子結合さえも超えた！」

意味解らん！

「王水なぞシャワー感覚！

海パンが溶ける以外に問題無し。」

全裸が水着の心配だと？

「魔王には我が究骨奥義で止めを刺す。」

得体の知れぬオーラが漂う。

残り字数的にこれが最後か。

『レイン・ボーン』

骨がバラけて雨の様に私を襲った。

「ウォヲヲヲヲオヲヲヲヲ！」

回避をしようとするが間に合わない。

全骨命中。

身体から力が抜けて行った。

「恐るべし、骨。」

バタリ

魔王が倒された。

「これぞ骨力！」

後に『白骨の魔王』として世界中を骨格美に毒した魔王がこの骨だとはこの時は誰も知らなかった。