第4話:【02:アイデア編】毎週60分×2回の執筆方法

 タチマチPです。

 今回は、小説を執筆するにあたって最初に物語の『仕様』をバッチリ考えようというテーマで、どうアイデアをまとめていくかを説明していこうと思います。


 ゲームを作るときにも必ず作られると『仕様』、小説でもアイデアを上手にまとめ上げることができれば、より本格的な物語を作り上げることができるようになります。

 他人よりもより深い、よりクオリティが高い作品を作るため、今回のテーマをバッチリ覚えて、一歩先を行く小説へと近づけましょう!


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小説の『仕様』を作り上げよう!

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 ところで『仕様』というのを改めてご存知でしょうか?

 仕様というのは『アイデアを100%説明した資料』のことをいいます。


 小説を執筆するにあたって必要な"全て"の世界観の設定をいいます。


 ・舞台となる世界の必要な情報(時代、文化、地名、風土、環境)

 ・登場する人物の情報(性別、年齢、身長、正確、表情、物語の立ち位置)

 ・物語の流れについて

  (1章の起承転結、2章の起承転結……最終章の起承転結)


 よく攻略本とかで、この先の物語は君の目で見よう!

 といった中途半端な攻略情報を書くエンターブ○インがあるけれども、そういうのではなく、本当に最初から最後まで小説を書くに必要な情報をすべてまとめ上げることを仕様作成といいます。


 例えば、ゲームの説明書とかに書かれている、こいつは謎のキャラクター、詳細は謎に包まれている……! みたいなキャラについても、創り手側は、こいつの名前は○○で、性格は〇〇、素性は〇〇、物語には〇〇という形で携わり、主人公に〇〇な影響を与えるポジションであると詳細を作らなくてはいけない。

 それが仕様。だってそれがなくては作品が作れない。


 あぁ、めんどくさそうな話だな、と思った人。

 たしかにコレは面倒だと思いますよ。

 だってゲームの仕様書を作るプランナーって、それでお金をもらっていますからね。面倒なのは事実です。


 ただ、逆に言えば面倒事を最初に全て済ませてしまえば、あとは執筆をするだけで済みますし、仕様を書くほどにしっかりとした世界観の設定を準備できるというのであれば、普通に商用作品と同じレベルで作品を作り上げているということになります。


 つまり、仕様を作成してから小説を執筆するのは、プロレベルの小説仕事をしている認識をしていただければ結構です。

 せっかく時間を掛けて小説を書く、というのが今回のテーマなのですから、一般の人でもプロみたいに小説を書くチャレンジをしたくありませんか?


 ゲームだと膨大な時間を費やしゲームの仕様を作成しますが、小説を書くレベルであるのなら、仕様を作成すると言っても特別手間ではありません。毎週60分×2回を1ヶ月(つまり60分×8回)もやれば、十分にかっちりと内容がまとまりきった作品が作れるはずです。

 では、今回はこのへんで。


 タチマチP

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