第3話:【01:基礎編】毎週60分×2回の執筆方法
タチマチPです。
今回は、毎週60分×2回で10万文字作品を作り上げる方法について、実際の運用方法を説明していこうと思います。
説明はシンプルにまとめていこうと思いますが、それでも少々長くなりそうですので、複数回に分けて説明を書いていく予定です。
ちなみに下記の通り順番に説明します。
(1)小説のネタ企画
(2)小説を実際に執筆
(3)小説の校正
(4)サボり方について
安心してください、今回のテーマは"緩く"10万文字作品を完成させるのが目的ですので、サボり時間についてもバッチリ説明します。
面倒くさがり屋の人でも安心だね。
今回は、(1)小説のネタ企画について説明していこうと思います。小説は何を執筆するか考えてなんぼですからね。
期間もたっぷりあることですし、じっくり考えていきましょう。
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★まずは企画を『1ヶ月』でバッチリ練ろう!★
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小説を書こうとしても、なかなか指先が動かない理由の一つとしては
『アイデアが全然思いつかない』
という理由が原因の場合があります。
書きたいというポテンシャルはある程度ある。
だけど何を書けばいいか思いつかないから何もできないでいる。
だったらきちんと企画をするというのが最初のフェーズとなります。
筆が止まるのであれば企画する。
小説を書く人としては、そういう考えになれる癖をつけていったほうが確実に得をします。
何をすればいいのかわからないという沼にハマりにくくなりますからね。
とはいえ、企画と言っても何をすればいいのか。
そこは私はゲームを作るプランナーですから、小説でどういう情報があればいいかというのは仕事経験から伝授することができますよ。
下記にまとめてみましたので、御覧ください
(小説を執筆するにあたって必要なこと)
(1)何がテーマ?
(2)物語のスタートとゴール
(3)どういう世界観
(4)どういう登場人物がいる
(5)どういう起承転結を生み出したい?
小説を企画する場合、最低限、上記の5つはあったほうが執筆途中で断念しにくくなります。ちなみに言うと、ゲームを新規で企画してプレゼンするときも、上記のような順番で説明をしていくことが多かったりします。
例えばペルソナ5を企画する場合、下記のような流れになると思います。
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(1)世の中のリアルをゲームの中で描写し、その苦難を乗り越える若者たちの物語を作りたい、というのがテーマになります。
(2)様々な困難に見舞われた主人公がペルソナという力を偶然手に入れ、その力を使い世直しする1年間の物語です
(3)リアルの東京を舞台とした場所で、令和の時代でスマートフォンやインターネットが充実した世界です
(4)登場人物は現代を生きる若者たちで、今の時代なりに生きにくさを感じている若者たちが登場します。主人公が転校する高校で物語を通じて親交を深めていきます
(5)ペルソナという力を使い、世の中の悪を正し、本来は見ることができなかった違う未来を主人公と仲間たちとともに描き、見つめていく。様々な困難に立ち向かいながら、世の中とはなにか、仲間との信頼、世直しすることの意義について考えながら生きていく姿を見せたい
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まあ本来はもっと深く情報を書く必要がありますが、私がカンタンに説明をするならコレくらいでもいいでしょう。
上記が、小説を執筆するのに必要な"最低限"の企画です。
上記をもとに、
・では世の中の苦難とはなにか
・世直しとはなにか
・ペルソナとはなにか
・ペルソナでどう世直しをするのか
・仲間とは誰か
・仲間の性格は
・どういうエピソードを作りたいか
etc…
を細かく仕様として考えていきます。
改めて書きますが、長期的に小説を執筆していくためには『キチンと企画し、作品のアイデアを詰めること』です
突発的に小さなアイデアを思いつくことは多々あるでしょうが、それを1つのエピソードとしてまとめ上げ、完成に至らせるためには、確実に充実した仕様の作成が必須になります。
ペルソナ5であれ、ダンガンロンパであれ、リゼロや転スラも、いずれも仕様が固まった上で生み出された作品です。
もし誰かに作品を見せたとき、
・この世界観ってどういうものか簡単に教えて?
・登場人物の好きな食べ物は?
・乗り物はどういうものが存在するの?
とか聞かれた時に、即答できるくらいにバッチリ案を考えたほうが良いです。
1ヶ月仕様を考えるのに使ったほうが良いと先に記載しているのは、そういう事情があります。
次話にて1ヶ月でどういうふうにアイデアをまとめればいいか、簡単にまとめていこうと思います。
それでは、次回もよろしくおねがいします。
タチマチP
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