真面目に生きてりゃ、なんとかなります！

ここは魔力があるのが常識な世界。

トビラ一つ開けるにも、ミシンを動かすのにも魔力が必要。魔力がフツーにないと人として認められない。
そんな世界で魔力がほぼゼロな主人公タツミ君は何処にも雇ってもらえず、家でもゴミ扱い。
そんな彼が見つけた仕事……
それは魔力の術式を衣装に縫い込む工房でお針子になる仕事。

工房の人たちのキャラが濃いのですが、その人達に対して真面目に向き合う主人公がもう最高に楽しい。真面目に対応するというのは、実はひとまわり回って面白いんです。

気がつくと主人公をひたすら応援しちゃう自分がいました。

そして物語の最後に主人公がまき込まれる大事件では、主人公の全力の頑張りに、さらに応援のボルテージが上がりますよ。

アレができない、コレが出来ない。
言い訳する前に、主人公みたいに全力で前向きに生きてみるのもアリじゃないですかね！

きっと誰かが助けてくれます。