どんどんと速くなっていき、最後は光速の一歩手前まで行く主人公。でも、それとは対照的な幼馴染との思い出が、スパイスになってて、良き良きです。そして、最後の、叫び声、最高です。じりじりと盛り上がる内容が、飽きさせません。ぜひ、読んでみてくださいね。そして、とどめの一言を叫びましょう!
作品の空気に則って速さでレビューを書くとなると、「うぅわぁ、好きだぁ、この文章!!」加速していく様と何が起こったのかの回想を交互に重ねていく作りが、まず好みとしてぶっ刺さり。もうこの部分もこの部分も好きだ、という箇所が次々と来るので読み進めるのにワクワクしました。加速あれば減速ありという、最後の〆方にもちろんやられまして、地球一周光速パンチを真っ向から食らった読了感、強い衝撃に大満足です。
走れば走るほど強くなる男が人類を滅ぼそうとする存在を倒すために地球を一周して敵をぶん殴ります。作中で起こっていることはこれだけなのですが、そこに至るまでの主人公の心情が鮮やかで、走れば走るほど読者のボルテージも上がるアツい作品です。光速に達した男が最後に聞いた言葉までたっぷり光り輝いている作品だと思います。とても面白かったです!!
熱い。淡々と、しかし太陽のように。上がっていく男のスピードと共に読者のボルテージが上がっていく。とても感動しました。ぜひ、お読みいただきたい。