蝋燭の炎

優しくいよう。

自分にも、そばにいる人にも。



現実は、少しも優しくないから。

寒くて、暗くて、心細いから。


だから。

そばにいる人と、温かい蝋燭の炎を見つめて。



何も言わなくていい。

ただ、微笑みを見合わせるだけでいい。



誰もが、寂しく冷え込んだ心を抱えて歩いているから。

そのドアを開けて、そばにいる人を招き入れて。


一緒に、蝋燭の炎を見つめよう。

温かい静けさの中で。




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ワンシーン小説 aoiaoi @aoiaoi

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