たまたまトップページを開いたときに一番上にあったので、開いた作品でした。
400話越えの作品で完結済みとの事だったので、ちょうど年末に読む作品としていいなぁという感じで開いてみました。
きゅぴーーーーーんっ!と何かが閃いたわけではありませんでしたが、
読み進めていくうちに止まらなくなってしまいました。
なんでしょ…かっぱえびせん的な感じですかね?
最初私の読解力の乏しさから、ちょっと主人公の性格をつかむのに私は時間を要したのですが、なかなかに個性的で私は好きです。
現在まだ序盤までしか読めておりませんが、十分面白さが垣間見えていて、
先が楽しみでたまりません。
途中までなのでおススメ!とうかつなことは言えませんが、今現在読んでいて楽しい作品なので、皆様も一度読んでみてはいかがですか?損はしないと思いますよぉ。
レビュー投稿時点で80万字と長編でありながらも、だらだら続いているという感じはありません。
一気読み出来る表現力に脱帽しております。
さてさて、刀匠と言うだけあって鍛冶の流れや名称等がわかりやすく纏められております。
それに加えて、ストーリーの展開も無駄な話が無くサクサク進むので、とても読みやすい。
ヒロインの恋愛描写も丁寧に書かれていて、急に主人公に惚れるといった不自然さは余り感じませんでした。
終始、仲間達とのコミカルなやり取りがあり、にやけ顔で読んでしまいますので、読む際には周囲に人がいない事を確認してから読むようにしましょう。
あまり多く書いても粋ではありませんので、この辺りで締めておきます。
異世界ファンタジーも色々あるんだなぁ、と感心しながら読ませていただきました。
人間国宝であった祖父のような刀匠を目指すカナデ。
祖父を亡くして数日だというのに、突然に異世界に飛ばされる。
呼び出した者達は、彼を使い物にならぬと切り捨て、路頭に迷うカナデ。
止む無く、何とか自分のできる刀匠の技で何とか生活をしていたのだが、そのときの客の一人、トゥナとひょんな事から知り合い。伝説の聖剣の精霊ミコをはじめ、エルフのハーモニーや謎の受付嬢ティアなど、多くの人物と出会い、仲間となりながら、鍛冶場を荒らすストーリーです!
(多分合ってる)
とはいえカナデ君も刀を扱う身。
普段はやはり現代人。殺生は出来る限りしないものの、いざとなればその力を発揮する、主人公らしさもあれば、そんな彼の気持ちを汲みながら共に旅をし、他の女性に少し嫉妬しちゃったりもするトゥナ。
そして伝説の聖剣に宿っていた精霊のわりにどこか気が抜ける感じのミコといい、皆がそれぞれ個性を際立て、しかしお互いを尊重し、冒険を進める本作。
それは波乱万丈さだけでなく、鍛冶場での熱い刀匠魂や、妙に本格的な料理のシーンなど、ただのファンタジーに留まらない、様々な一面を見せてくれます。
勿論世界にも色々謎があります。
何故カナデは召喚対象となったのか。異世界のはずなのに、何故彼に馴染みのあるものが存在しているのか。
そして伝説の精霊とは。
そんな異世界ファンタジーながらも、色々な一面を見せてくれる本作品。
話もライトで読みやすく、しかし心理描写なども抑えてあり軽すぎることもありません。
という事で、ちょっと変わった異世界ファンタジーが読みたい方にも、王道なファンタジーを読みたいあなたにも是非、オススメしちゃいますよ!!