ゾンビちゃんとハロウィンの魔女

あとがき

　と、言う訳で『ゾンビちゃんとハロウィンの魔女』はこれでおしまいです。毎年ハロウィンにはハロウィン短編を書くと決めているので、今回もノルマが達成出来て良かったです。

　今回のテーマのゾンビは去年の頃から決めていたものです。いつの間にかハロウィン＝ゾンビって雰囲気になっていましたよね。やっぱりハロウィンを書くとすれば、ゾンビは避けて通れないかなと思うんですよ。

　ゾンビと言うとホラーが定番なのですけど、私はホラーな話が書けないので、ほんわりとしたいつものような童話となりました。

　基本、ハロウィンは童話なんですよね、私の中で。来年は何をテーマにするかまだ考えていませんけど、どう言う話になるにせよ、多分童話にはなると思います。

　さて、話を本編に戻して、最初はゾンビだけで話を書くつもりだったのですけど、ゾンビだけだとオチが思いつかなかったんです。それで万能キャラの魔女を投入しました。

　私のハロウィン作品は魔女の登場率が高いのですが、話をどのようにでも組み立てられるのですごく重宝しております。

　魔女を出したおかげでゾンビがそこにいる理由も説明出来ましたし、最終的にゾンビが魔女を目指すと言う個性的な作品にもなりました。困った時の魔女頼み、今回も大成功です。

　物語上で描写出来なかったのですが、設定的にはゾンビちゃんは死後２００年経ってゾンビとして復活しています。なので、彼女を知っている身内はいません。

　何故復活に２００年かかったかは設定していないので分かりません。まぁ理由はないけど復活したと言う事で！

　後、特徴としては彼とか彼女とか、二人称って言うんですかね、その言葉を敢えて入れませんでした。その方が童話っぽい雰囲気が出るかなと思って。

　そう言いながら作中ではちょっと難しい表現も入れてますが……中途半端でごめんなさい。

　正直な話、ゾンビまでテーマに出来たので来年はもうネタがありません。来年は何をテーマにしようかなぁ……。きっと来年までには何か思いついているはず。未来の自分に丸投げーっ！

　このお話、皆さんは楽しんで読んでくださったのでしょうか？　面白く思ってくださったなら幸いです。

　そうでなければ――私の実力不足ですね。うう、精進しまっす！