美しい文章は、桜舞う川の流れのように心に浸透していきます。
- ★★★ Excellent!!!
桜の花びらが舞う春、気弱な少年は無表情で感情のない少女と出逢う。
丁寧に描かれた情景描写は、まるで映像のように目に浮かびます。
――果たして、少女は失った心を取り戻すことができるのか。
気弱な少年と心を失った少女が、冒険を通じて少しずつ成長していく物語。
作者様の繊細で美しい世界観。
情緒豊かで優しい文章は、桜舞う川の流れのように心に浸透していきます。
切々と綴られた感情、主人公の心理描写に思わず感情移入し胸が締め付けられる想いも……。
まだ読書途中ではありますが、続きが気になる作品です。
(第59の扉 弱虫の鎖 拝読後のレビュー)