揺れて落ちる、儚い花のような少女。鋭い言霊のアソビはどこへ向かうのか
- ★★★ Excellent!!!
一人の異邦の青年と、日本の中学生たちを中心とした「言霊」を巡る不思議な物語です。
私のお気に入りは、なんといってもヒロイン(?悪女?)・氷花。
無敵感あると思えば小物っぽかったり、大人びているように見えて突然子供のようにヒステリックにわめいたりで、見ていて飽きません(笑)。
彼女のおかげで、難しめの言葉が並ぶ本作がぐっと親しみやすい作品になっている気がします。
彼女が属する一族は異能を秘めており、「言霊」が大きな力となります。
どんな経緯で、どんな感情を乗せて「言霊」を発するのか。
場合によっては惨劇にもなりかねない異能。
既に壮絶な過去を経験してきた氷花と兄の和泉、二人の兄妹の確執は。
二人の「言霊」がどこへ向かうのか、どんな運命を辿るのか…と、続きがとても楽しみです。
引き続き氷花のキャラクターに期待しています!