勇者パーティから略奪をうけた村人Aは地道な暗殺者となってヤツを殺す ~転生チートvs6人の暗殺者

作者 松葉たけのこ

100

36人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

無意識に勇者=善と思ってしまいがちな所を、極悪非道な悪者としてしまうセンスにまず痺れました。
主人公の異名が赤憑きという、クールな表現を素敵ですよね。
サラサラと入っていくけれど、しっかりと奥深い味わいを感じることができる、素晴らしい作品です。ぜひ読んでみてください!
これからも頑張ってください!

★★★ Excellent!!!


 この作品、ストーリー展開や設定の練り上げ方など、物書きとして学ぶところが多いのですが、特に魅力として言いたいのは二つ。

 ひとつ。
 キャラクターが個性豊かで、かっこいい。

 ひとりひとりに新しさを感じます。会話文で無駄なく個性を出す感じがたまりません。

 ふたつ。
 文章が、かっこいい。

 一文一文は短く読みやすいのですが、情報が少ないわけではなく、勿論盛り込みすぎということもなく、適切なところに適切な量であるといった印象を受けます。
 特に戦闘描写は痺れました。よく考えて作ってあるなあと見惚れるほどに。

 続きが非常に気になる、オススメの作品です。
 皆様もぜひ!

★★★ Excellent!!!

殺し屋の少年、赤憑きは四大貴族の一人を塔で暗殺する。その後、白うさぎから持ちかけられた次のターゲットは、異世界から転生してきた影の勇者だった。
かつて、勇者に村を焼かれて大切な人を奪われた過去を持つ赤憑きは、二つ返事で了承する。
工作のために訪れた何でも屋の灰ネズミの所で計画を練っていると、騎士が突入してきて……!?

ダークファンタジーですが、赤憑きの鮮やかな暗殺術に魅せられます!是非、ご一読を!!

★★★ Excellent!!!

本作は異世界転生した勇者による世界を舞台にして、その非道な行為に家族や故郷を奪われた暗殺者の物語です。
本物の勇者を始めとして、その仲間や子孫たちが幅を利かせる中、孤児となった主人公は闇の中で培った技術により、暗殺稼業に身をやつしていました。
そして、ついに訪れた勇者暗殺の依頼により、綿密に計画を立てようとするのですが、その先には数々のトラブルと色に因んだ同業者たちが現れるのでした。

主人公の生い立ちや作品のテーマが復讐譚であることから、全体的に重めで時に生々しい描写もありますが、文章は緻密でキャラクターの心理や戦闘が巧みに表現されており、ダークファンタジーが好きな方には特にお薦めです。

★★★ Excellent!!!

最初の印象としてはとにかく文章が良いと思いました。
バトルシーンの描写でもたんに「横薙ぎに斬った」みたいな表現ではなく、どのように切ったのか、その時のキャラクターの心の動き、思考みたいなのがすごく丁寧に描かれているので臨場感があります。

たぶん作者さんは日頃から人物観察とかすごくしてる方なのかなと思います。
街ですれ違った人たちの細かな仕草とかを見て、その人がどんな人でどうしてそんな振る舞いをしたのか?とかこの後何をする予定なのか?とか考えながら過ごしてるのかな……?

とにかく人物や場面を描くのがとても丁寧で好感が持てます。

あとは世界観を彩る小道具に含まれると思うんですけど、「雨のやまない『ニンフ通り』」、「パルケラスィの年節から、228年」みたいな表現もおしゃれだし、物語に描かれている部分だけじゃなく、世界観自体もしっかり練り込まれているんだなと感じました。