死生感の逆転した世界での人の幸福とは?

官能的な美しさ、生命倫理の在り方、社会的概念の変換。

この作品を三つの要素でまとめるならこうでしょうか。

知性溢れる高度な文章で紡がれるストーリーはこれまで僕が読んできた小説とは一線を画すものでした。

決して奇をてらったものでもなく、生き物の身近な事象を描いただけの作品。

それが、なぜか人の胸を打つ。
……いくら知的で知性の素養があろうとも、きっと人がまだ生き物であり、須く世界の理に囚われているからでしょう。

生と死の間にはいったい何があるのでしょうな……。

と、文章の鬼である純文学的表現が多い本作品に感されて背伸びをしてレビューを書いてみましたm(__)m
駄文失礼しました。

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