現代の特殊部隊好きなら一見の価値あり

緻密な銃器、軍事描写には思わず唸ります。硬派な文体を保ちつつも、丁寧かつ豊かな描写表現は読者を飽きさせず、想像力を掻き立てられます。
その描写を元に脳内で再生される映像はまるでゼロ・ダーク・サーティのラストシーン、あるいはローン・サバイバーのような、まさしく現代の特殊作戦を描いた戦争映画そのもの。
雰囲気づくりが素晴らしい作品です。

ただ、硬派な文体ゆえに、こういった文章を読み慣れてない方には少々読みづらさを感じるかもしれません。
しかしそのような方もどうか、少し頑張って読み進めてみてください。
何なら少々飛ばしても構いません。(作者さん申し訳ないです汗)

映画のように緊迫感のある本格的な銃撃戦シーンや、ドラマチックな展開が待っています。最悪その部分だけでも読んでいただきたいほどです。

とにかく、ミリタリー、銃撃戦、特殊部隊といった言葉に惹かれる方には、一度は目を通してほしい小説です!

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