概要
えっ…僕の体に、おじいちゃん?
高橋和則は一九三七年、プロ野球選手だったが戦争で特別特攻隊の任務が訪れ、一九四四年一一月二日に命を絶った。
二〇〇〇年、高橋陸(高校一年)は生死をさまよう交通事故を起こしたが奇跡的に意識が戻り、気が付いたら陸の脳に和則の脳が入り込んでいた。
和則は陸の祖父だった。
何をやってもやる気のない陸に、祖父は陸に人との付き合い方を教えた。
次第に友達もでき、同じクラスでプロ野球注目の福田龍馬と親しくなる。
龍馬もワンマンだったが陸や周りの友達に影響され二人は少しずつ成長していった。
陸も野球部に入り龍馬と甲子園出場を目指し甲子園で優勝を果たす。
しかし、祖父の脳はだんだん小さくなっていった。
陸と龍馬はプロ野球に入り、陸は次第に祖父の教えがなくても成長していった。
祖父の脳