R ー芥編ー
@sasino
本編
ほんの数分の出来事だった。
「芥さん?でしたっけ?有名らしいですね」
目の前にいる医者が鼻で笑う。
「えー、長くて半年後ですねー。」
「…………」
「可哀想に。若いのに。」
まるでその患者の命がどうでもいいのか、他人事でパソコンを弄りながら上の空で伝える。
「………」
その様子を見て目の前の患者がニヤリと笑う。
そして、立ち上がり部屋を出る。
「ちょっと芥さん?まだ話は…」
数十秒後、戻ってきたと思ったが手には消化器を抱えている。
それを高く振り上げ、一気に振り下ろす。
ゴスっ
鈍い音がして、医者がバタンと倒れる。
「いい作品だ。」
そこには綺麗な程に赤い血が流れている。
棚を物色し、メスを見つけるとそれを目に突き立て、どこから取り出したのか薔薇を口に添える。
R ー芥編ー @sasino
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。R ー芥編ーの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます