危うく、そして、強く。

ナイフで誰かを傷つけてしまわないようにするあまり、自分を傷つけてしまうのではないか、という危うさを時折感じます。一方で、その危うさも苦しみも乗り越えていこうとする強さも感じます。
止まった足を前に進めるための、ひとつの道標となる言葉に出会える詩集だと思います。

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