このディストピアに、現代社会は既に片足突っ込んでる

「表現」が禁じられ、客観的な事実の「記述」のみ許される未来に迷い込んだ主人公が、当時代の人物であるミヤさんと協力して突如発生した事件を解決する短編SFミステリー。

何かにつけて「個人の感想です」と注釈がつけられる現代に生きる身として、本作の設定はけっして他人事には思えない。