淡々と語られた言葉の中で、時々チクリ、チクリと刺されるような詩集でした。100もあるのです。きっとあなたの心を抉る言葉が、ひとつでもここで眠っているはずだと思います。
日常を切り取った詩の表現として、心地よいリズムで言葉が並んでいます。私が興味深いと感じた点はタイトルの魅力です。「菊」が「聞く」、「枯らす」が「カラス」など、言葉遊びですかね……そういう実験的な作風もステキでした。
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