組織・人物について

人工頭脳学サイバネティクス奇術師協会

 多数の重身体拡張者ヘビィサイボーグと強力な武力を保有する団体。

 元々は、純粋に拡張体サイバネによる奇術を研究する団体だったが、協会員が増えるにつれ、拡張者サイボーグを巡る争い事に巻き込まれるようになり、やむなく強硬な対応策を打ち立てていくうちに、今ではフラスコ・シティ中心街セントラルの一角を支配する過激な自警団ヴィジランテ染みた団体になってしまった。しかし、今でも依頼があれば協会員を派遣し、拡張体奇術による興行を行っている。


オミ・バイオテック

 旧麻績おみ生物化学株式会社。

 最近フラスコ・シティに進出してきた新興企業。生体強化分野でメキメキと頭角を現しており、関係技術の特許を次々と取得している。


ゾンビボール

 人工頭脳学サイバネティクス奇術師協会の一員。

 左腕に据え付けられた無数の音響装置で強力な音響トラクタービームを作り出す事のできる重身体拡張者ヘビィサイボーグ。発射された銃弾や液体すら空中で固定させる事ができる。しかし、レーザーの類は防ぐ事ができない為苦手意識がある。

 身体の殆どを機械に置換している身体改造至上主義者サイバネ・ジャンキー

 非常に真面目な性格であるが、それは臆病さの裏返しでもある。


ペッパー・ゴースト

 人工頭脳学サイバネティクス奇術師協会の一員。

 ゾンビボールとは同期でコンビを組んでおり、短くペッパーと呼ばれる。

 微小マイクロプリズム片を電場浮遊させ、光学装置と組み合わせることで、何処にでも立体映像ホログラムを投影することができる拡張体サイバネを持つ。外部補助装置や精神加速剤の助けを借りずに想像力だけで立体映像ホログラムを自在に作り出すことができる天才。

 常に自らの姿も光学的に欺瞞しており、ゾンビボールですら素顔を見たことはない。

 大胆かつ刹那主義的な思想の持ち主で、計画性に欠ける。


師匠

 人工頭脳学サイバネティクス奇術師協会の現会長

 ゾンビボールとペッパーに拡張体サイバネとその使い方を教えた「師匠」である。

 表に出る事は滅多になく、問題に対しては協会員を派遣して対処する。

 本来の意味での興行を行うことを非常に楽しみにしており、その時ばかりは自らが「魔法」と見紛う拡張体奇術を披露する。


サンダリ

 フリーの仲介人

 主に人材を確保することに長けている。

 人工頭脳学サイバネティクス奇術師協会とは関わりが深かったが、ある日契約を一方的に放棄して姿を消した。

 サンダリの名はかつての仲間に「サンダルみたいに利用し易い、仕事を頼み易い男」と言われた事に由来する。



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ゾンビボールとペッパー デッドコピーたこはち @mizutako8

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