人に寄り添い、話を聞くために開発された人形ロボット・ストレプトカーパス。開発当初は医療や介護用途で造られたものだったが、より身近で多彩な感情を持つように開発されていった。そのために、カーパスは友人や恋人・子供の立場に刷り代わり、人々は"人間"と関わることを止めてゆき…!?AI社会に飲まれていく人々と、その開発者の苦悩が描かれています。
期待されている、未来のロボットが人間界に及ぼしたことによって、すすんでいくが、傾聴ロボットの罪のない優しさが最後に染みてくる
自分本位の「心」を所有するロボットを生み出すことは、「不道徳」な行為なのか。『全てを受け入れる存在』に依存する人を責める権利が、人にはあるのか―。案外ちょっと先の未来の話かもな、と思うと、なんだか色々考えてしまう作品です。
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