あとがき
ども。
新巻へもんです。
長編書くと必ず最後に駄文を重ねることになってるんですよ。本編は前話で終わってます。作者なんかには興味ねえよ、とかおっしゃらずにお付き合い下さい。ちなみにネタバレ含みます。ご注意を。
さて、69話17万字ほどの本作ですが、元はといえば1年前のカクヨムの企画に反射的に応じて書き始めたのが始まりです。こんなに長くなるとは思ってもいませんでした。当時はラブコメってなんやねん状態のまま始めたのですが。その後人気作を読んで方向が間違っていることに気が付きました。後戻りはできず、結果、2万PVです。多謝多謝。
1行目ギシアンから始めた割にはあまりエロ路線にも走らず中途半端だったと反省しています。主人公の両親というのは、ラノベでは一般的に影が薄いという印象があったので、思いっきりぶっとんだ両親に登場してもらいました。個人的には親としてそこそこ出来た人たちと思うんですけど、どう思いますか?
さて、メインキャラクターについてコメントしてみましょうか。主人公は私が作る話において大概そうなのですが、あまり特徴のない影の薄いキャラですね。頭の中はエロばかりですが、表面上はそうじゃない風を装っているむっつりさんです。親友の涼介はその点オープンなのが対照的ですね。
その涼介はイケメンです。こころもイケメン。おっぱい星人なので同級生の女生徒には呆れられてますけどね。前川先輩とは相思相愛。圭太の師匠役でした。最後にこの二人の後押しなしにはこの結末は無かったわけです。
宇嘉はヒロインなのでやっぱりそれほど特徴がなかったかなあ。強い美人さん。どうも私はそういう女性が好きみたいです。気が付けば長編は全部ヒロインがそんな感じ。いやあ、小説書くと性癖がモロバレして怖いですね。もう何度書いたかしれないですけど。
後藤寺と市川はうまく動かせませんでした。宇嘉が一途すぎて圭太がふらふら浮気する余地が無かったです。もうちょっと活躍させてあげたかった。で、宇嘉が家で手下相手にきーきー文句を言うというのをやればよかったかもしれません。
個人的には山吹がお気に入りです。最初は頭脳労働の石見と、肉体労働の山吹程度しか考えていませんでしたが、どんどん勝手に暴走を始めてくれて、書いてて楽しかったです。言葉遣いも途中から敬語なんて使わなくなるし。男も女もOKな超快楽主義者で酒飲み。お調子者で、しょっちゅう宇嘉に怒られていますが、最後はいい仕事しました。なお、石見は実は〇〇娘です。
それではこの辺でお別れです。またどこかでお会いできることを期待しています。そうそう。ここまでお付き合いいただいた方にちょっとしたプレゼント。あの日の二人です。
***
「あれ? 山吹なにしてるの?」
山吹は空いた紙皿の上に裂きイカを並べていた。
「奢るっていうから期待したのに乾きものなんだもん。やってられないわよ」
「たまにはいいじゃない。それに仕方ないでしょ。で、何よそれ」
山吹は皿をくるっと回転させた。正Tというように見える。
「いや。あんなの聞かされて癪だから回数を数えてやろうと思って」
「ああ。そういうことね」
「いや。ほんと、どれだけかよって感じよね。初めてなのに7回とか本当にもう信じられない」
石見がビールを山吹の紙コップに注いでやる。耳をすましていた石見がため息をつく。
「どうやら8回目を始めたみたい」
隣室から宇嘉の嬌声が漏れてくる。
「ああっ。圭太。あ、そこは……んんっ」
山吹があおっていたコップを投げ捨てる。
「ぬああ。もう。アタシも参加してくる!」
「ちょっと、やめなさいよ」
必死で山吹の腕をつかむ石見。
「そうじゃなくても、こっちはご無沙汰だってのに、こんなの聞かされてじっとしてられないわよ」
「ちょ。本当にシャレになんないからやめなさい」
「じゃあ、石見。あんたが相手なさい」
「うわ。やめて」
「もう我慢してられっか。あんたの小さいのでいいから」
「本当に冗談はやめよ。ね、ね」
「うるさーい。さっさと出せ、コノヤロウ」
実は男の娘だったりする石見の体を押さえつけて山吹がシャツを脱ぐ。黒いブラに包まれた巨乳が揺れた。
「ヤダ、ヤダ。あんたみたいなビッチ相手に」
「いいじゃん。お嬢様と同じ日に卒業させてあげる」
この後どうなったかはまた別のお話。
最後を下ネタで終わらせるのも一興でしょう。
ではでは。
知らない間に建っていた隣家の美少女がなぜか俺にぞっこんで 新巻へもん @shakesama
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