【あとがき】
最後までお読み頂き有難うございました。初めてファンタジーに挑戦してみました。
満点の空の星を仰ぐ時、人は誰しも、あの向こうはどうなってるんだろうと思いを馳せます。しかし案外に、遠い星にも抱く思いが同じような人たちが居て、同じような物語がずっと昔から紡がれているかも知れません。
バクは十五夜にやって来て、また十五夜に消えてゆきました。アイリもバクもほんの少し残った記憶を、ちょっと不審に思いながら、しかし温かい欠片として胸の奥にうずめました。それだけで充分なのでしょう。ちょっと切ない気もしますが、忘れ去ることもまた美しいと感じる月の夜のお話でした。
透き通ったバク @suzugranpa
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